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千鳥の長屋3号
千鳥の長屋2号/3号
木造2階建の2棟の長屋改修計画である。
周囲を山に囲われた自然豊かな場所であり建物前面には大きな川が流れている。
こうした周辺環境から湿気が多く、光と風をどのように室内に取り込むかが重要となる。
2号と3号は同じ地域に建築されており、両棟ともに1階は1~2人、2階は3人(家族向け)を対象としており同じ条件下で設計を行うこととなった。
各階で求められる諸機能は異なるが上下階ともに光と風を導くための南北方向の抜けを意識した。
これらの光と風を導くプランは結果として室内に奥行きを生み出し、空間として一体感が生まれ広がりを感じる空間となった。
千鳥の長屋3号
1階
軒下に駐輪スペースを確保するため南面を減築し採光を確保するため新たにポリカーボネートによる壁を設置している。
浴室を室内中央に配置することでLDK/ベッドルーム/洗面脱衣室を緩やかに分節することができ、間仕切り壁を設けないことで南壁面の採光を置くまで届ける。
2階
各居室には間仕切り壁の代わりにカーテンを設置し、カーテンを開けることで大きなワンルームとなり光と風が抜ける豊かな空間となる。
2019.03
所在地 兵庫県神戸市
主要用途 長屋
地上2階
建築面積 54.11㎡
延床面積 89.81㎡
施工 有限会社建設若菜
撮影 星安康至
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